※CSSの設定を誤り、ここ数日まともに見れない状態が続いておりました。アクセスしてくださった方は申し訳ありませんでした。hugo serverを実行しlocal hostで確認した際は問題無かったのですが。。。原因も含めて、今後もCSSの設定周りを見直していきたいです。

keyball44について🎱

自作キーボード界では有名なキーボードだと思います。トラックボールを常用している自分としては前々から欲しいと思っていたのですが、しばらく在庫切れが続いており、手に入れることができませんでした。先日、その在庫が復活した旨をTwitterで知り、購入した次第です。


※上のTwitterカードはHugoのShortCode機能を使ってMDに記入しました!

説明不要かもしれませんが、特徴を簡単にまとめておきます。

  • 左右分離式
  • 40%キーボード(キーの数は44個)
  • トラックボールを搭載(左右どちらの搭載可能) ←圧倒的個性と魅力!
  • Cherry MX 互換キースイッチ(ホットスワップ対応・手前の5つはchocにも対応)
  • LED搭載可能

キーボードで入力を行いつつ、トラックボールによるマウスの操作をすることができるという、大変優れたデバイスです。
想像してください。自分が、キーボードとマウスの入力を大変シームレス(継ぎ目なく)行っている様を。興奮しますよね?😤

全くの余談ですが、想像することの大切さは『Laundry』から学べます。とても良い邦画ですよ。

キット以外に購入したもの

キットの内容はこんな感じです。詳しくは製品ページに書いてあります。

準備したもの

遊舎工房さんの工具セットを参考に準備しました。はんだごてから、ピンセットまで、基本的に全部。

keyball44組み立てに、ほぼほぼ必須ではと私が感じたアイテムとしては、

  • はんだごて
  • 平らな面があるコテ先
  • コテ台
  • はんだ
  • ピンセット(先の細いもの)
  • プラスドライバー
  • マスキングテープ
  • キーキャップ引き抜き工具 ※無くてもなんとかなると思ってたけど実際は無いと厳しいと思われる。製品自体は何でも良いと思います。私はHHKBのキーキャップに付属していたものを使用しました。

以上といったところでしょうか。はんだ付けの熟練度によっても変わってくると思います。逆に、準備が足りなかったのは、フラックスと、はんだこて作業マットです。特に作業マットはダンボールで代用したので、少し触れただけで簡単にズレてしまい、四苦八苦しました。

私がハマったポイント

前提

基本的に、ビルドガイドが下記に詳しく書いてあるので、それに従うことが必須です。私は結構読み込んで、割りと慎重に進めていったと思います。 https://github.com/Yowkees/keyball/blob/main/keyball44/doc/rev1/buildguide_jp.md

ダイオードのはんだ付けが細かくて泣く

これには少し驚きました。私が経験したことのあるはんだこての細かさではありませんでした。最初は落ち込みましたが、やってみると案外とはんだ付けできましたが、どれくらいはんだを盛ればいいかがうまく掴めませんでした。 diode
画像上に見える点がはんだ付けするダイオード。。。

はんだ不良箇所が分からなくて泣く

組み立てを進めていくと、マスキングテープの箇所のスイッチが反応しないことが分かりました。まずは、スイッチのピンが折れて入っていない状態でないかを確認しましたが、問題ありませんでした。となると、不良箇所ははんだ部分ということになります😅 回路図はありましたが、姿図的なのが無くて、それぞれがどのスイッチなのか、どのダイオードなのか、分かりませんでした。なので、怪しそうなところを片っ端からはんだ付けし直しました。結果、全部のキーが動くいたので一安心ですが、はんだ中は気が気じゃなかったですw defective

TRSソケットの足を折って泣く

今回唯一の不可逆なミスです。

  1. ビルドガイドの内容を読み違えて、ソケットの足をはんだしない状態で進める。
  2. ソケットに差し込みを行う際に、ソケット外れてしまい刺さらない(固定されていないので当たり前)。
  3. はんだ付けの必要性に気づき、差し込み直そうとするが、穴を勘違いして無理して刺そうする。
  4. 穴が合わないので、当然刺さらない。刺し直し続けると、あっけなく折れてしまう。

という感じでした。この時はかなりショックでしたね😨 結局は、裏側からも表側からもはんだを盛ることで、なんとか接続&固定することができました。セフセフ!!。

jack

感想など

悪戦苦闘の末、出来上がったのがこちらです。なぜか右下のキーキャップをつけ忘れていますね。

  • 結局、7時間かかりました。最初は4時間くらいでできないかなぁと考えていたのですが、甘かったですね。水は1杯だけ飲みましたが、その他飲食等はしておらず、生理現象🚽のロスタイムも最小限だったと思います。
  • はんだ付けは久しぶりでしたが、なんとかなりましたね。ただ、当然工場製作の製品ではありませんので、品質の安定感に欠け部分はあります(これは自作キーボード全体に言えることですが)。一度導通が確認できた部分でも、後から導通無しになっていた箇所もあったので、その辺で少しモヤモヤしましたし、時間も食いましたね。はんだ付けの達人になれば安定するのかなぁ
  • キーキャップはすべて無刻印でも良かったかもしれませんね。1Pのキャップで、SHIFTやALT、COMMANDなんかが用意されているものが無いので、異なるキャップをつける必要が出てきてしまいます。難しいね。
  • keyball44は縦方向のキー配置が整列されている(正式な名称あるのかな?)キーボードです。なんとかなるだろうと思って進めてましたが、これが案外と曲者。Nのキーが遠いんよ。慣れるのに時間がかかりそうです。また、現在の仕事の状況ではキーボードの自由がありませんので、完全に置き換えることが困難という点も。
  • 今回のキーボード製作でRemapの存在を知りました。ブラウザでアクセスして、キーの内容を設定することができ、そしてなんとProMicroへの書き込みまで行うことができるサイトです。サイト上でキーの内容を変更するのがとても簡単で、操作しやすく、自由度が高いと凄すぎるソフトウェアですね。しかも、日本の開発者さんが作っているそうで、日本人に一番多く使用されているとのこと。驚きですよね。以下で開発者さんの記事が読めます。
    2021年のRemapを振り返る

以上です。ぼちぼち使っていけたらと思います。
ちなみに、タイピングをしながら、ポジションを変更せずにトラックボールを動かす体験は、実際にとても良かったです😁